Yomiuri is misinfo「北郵大校長を拘束」と読売誤報

 薄氏、胡総書記らを盗聴か…関与の大学長拘束 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

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【北京=加藤隆則】重大な規律違反があったとして中国共産党政治局員の停職処分を受けた薄煕来(ボーシーライ)前重慶市党委書記(62)が、胡錦濤(フージンタオ)総書記ら党指導部の電話を盗聴していた疑いが浮上、党中央規律検査委員会は26日までに、関与していた方浜興・北京郵電大学校長(51)を拘束した。

引用ソース

現在引用元記事は削除されており閲覧不可

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今日も読売新聞の通常営業は変わらないようだ。直接取材を行わず、事実が不明確なゴシップ記事を掲載し、
当の本人である”方浜興氏”が元気な姿でマイクロブログに登場したのだ。その時の発言を見てみよう。
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レコードチャイナから引用
方氏は日本の新聞社を名指しして、大メディアのモラルはどうなっているのか?うわさ話を書き立てるのが
取材手法かと批判。公開謝罪を要求し、受け入れられない場合には法的手段を取る可能性も示唆している。

引用ソース

正直この報道には私も呆れた。このような件は事務所なり彼の拠点に対して直接取材すれば、
事実はすぐに判明する。
そんな事実確認を行わないまま、全国紙メディアが誤報を掲載した。
この問題は台湾や中国国内でも話題となっており、日本メディアの在り方に問題を投げかけている。
読売新聞は過去にも同様に取材を行わないまま記事を掲載し、世間から非難を浴びる事が何度かあった。

私も過去東海地方に於いて様々な事業展開を行っていたが、その一事業が読売新聞の誤報によって
撤退せざる終えない状況に陥った。こちらに取材を行わないまま、受注先に簡単な取材を行い、
その記事に”放射性物質を再利用”する内容が盛り込まれ、全く知識を持たない記者が有りもしない内容で
新聞を発刊したのだ。これにより多くの誤解を生み市民団体に反対運動を起こされ、解決の場を持つ事も
出来ないまま撤退した事実がある。現在これらの商材・資料・記事は第三者の手に渡っており、
当時の記事を貼る事が出来ない。

マスメディアにとって事実確認を怠る事は致命的であるが、実際の取材は他社の記者との間で
同じような記事を掲載する為に”メモ合わせ”といった行為をする事がある。
これは他社間である程度同様の記事を載せ、大差を無くす事が目的の一つだ。
これによってどこの新聞を見ても、当たり障りない程度の記事を書く事が出来る。
しかし、読売が行ったのは単独記事で、事実確認を行わないままスクープしたものだ。
事実が伴っていたとしたら、これは他社でも二次的に取り扱われ他社は後手を打つことになるが、
事実が伴って”いない”としたら、一気に糾弾される事になる。
また、この事実確認も第三者若しくは関係者からの言葉や素材を元に、事実と認めてしまわなければならない
場合があるが、例えそうであってもそれをあたかも事実だと誤解を受ける内容で書くべきではないし、
最も安易に鵜呑みにしてはならない。
長年議題に上がる「今後のマスメディアの在り方」だが、やはりまだまだ議論を重ねる余地がありそうだ。
保守的なマスメディア間の団体が門を開いてくれる事を切に願う。


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