米ニューメキシコで山火事

米ニューメキシコで山火事の延焼続く 州史上最悪の規模

(CNN) 米ニューメキシコ州で先月発生した山火事が同州史上最悪の規模に拡大し、鎮火の見通しが立たないまま燃え続けている。折からの干ばつと強風で延焼が止まらず、焼失面積は2日までに計約9万2000ヘクタールに達した。

米森林局(USFS)によると、山火事の原因は2カ所で起きた落雷とみられる。州南西部のヒラ国有林で5月9日に火災14 件が発生し、さらに数キロ離れた場所で同16日に別の火災14 件が起きた。
引用ソース

こういった森林火災は自然と付き合っていく中で付き物である。
日本国内でも大小問わずしばしば発生し、6月3日にも京都市北区で山火事が5000平方メートルを焼いた。
この他、2011/8/9 香川県玉野市の石島(Ishima)の西側山林から出火し、 焼失面積は約200ヘクタールにのぼる。
各自衛隊と岡山・香川・徳島・高知各県からヘリ消防隊が出動し消化に当たった。実に島の7割強を焼失する結果になり、
この時、島でバーベキューをしていた男女数十名がタバコや残った炭火の始末を怠った事が火災の原因であった。
島の全ての住民は避難を強いられる事態にまでになった。
私も瀬戸内海に面する広島で生まれ育った者で、この瀬戸内海周辺で起こる事件・事故には敏感である。
景観はとても素晴らしい。この美しい景観を破壊する行為は許されるものでは無い。

山火事が発生する原因はいくつかあるが、大まかに落雷・木々や枯葉の摩擦・そして、人為的な失火である。
ニューメキシコで発生した山火事は、落雷が原因であるが、ある程度の防火帯を設けていなかったため、
延焼を止められないまま家屋を含む広大な範囲が焼失している。

 

防火帯とは、延焼を防ぐ事を目的にある程度の広さの帯状森林伐採を行い、場合によってはそこに道路を施設
するものである。
また、渓谷などは河川がある場合が多いので、この周辺も防火帯の一つとなる。
日本でニューメキシコ程の大規模火災が発生しにくいのは、このような防火帯になりえる箇所が多い地形で
あったり、公共事業等により設けられる為に、ある程度小規模な物に留まる。
更には山林部は各都道府県が古木や倒木の調査や、山崩れ等の自然災害が起こりえる場所若しくは起こった場所を
特定し改善を行い、山火事を含めた自然災害が起こらないように対策を進めている節がある。

よく市民団体は禿山にするな!道路をつくるな!と訴えているが、このいくつかはこのような自然災害を起さない
予防対策を目的とするものもあり、更にはその地域の利便性向上若しくは、生活健全性の保全を目的とする物も
多く、一つの理由に拘った反対意見が自らの生活を脅かす事になりえる事も考慮して頂きたい。
こうは言っても、各先生方の鶴の一声や各市町村の予算使い切りを目的とした物は到底安易に許容できるものでは無い。
各先生方には、現場で支持者のみならず多くの方々の意見を聞いた上で、声を上げて欲しい物です。

昨年の東日本大震災を教訓に、防災グッズをそろえた方も多いと思います。夏になると、乾燥する事も多く
火の手のまわりも早いので、防火対策は十分行って下さい。

Los Alamos Fire New Mexico

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。